お三の宮日枝神社
お三の宮日枝神社は、神奈川県横浜市の、横浜市営地下鉄ブルーラインの吉野駅より西へ徒歩3分の地に位置する鎮守社。
寛文13年(1673年)、新たな埋立地であった吉田新田の鎮守として江戸の山王権現(赤坂日枝神社)を、稲荷社とともに勧請。
江戸時代は山王社・山王大権現・山王宮などと呼ばれたが、明治元年に日枝大神、更に後に日枝神社と改称。
「おさんの宮」は、山王宮が転訛したのと、当地埋め立ての際に人柱となったと伝える女性「お三」に由来する。
鳥居はそれなりに珍しい山王鳥居。
この狛犬は日露戦争の戦勝を祝って明治40年に建立され昭和11年に再建されたもので、左側は砲弾を抱えている。
拝殿は木造、その裏に見える幣殿はRC造。ともに昭和31年建立。本殿は境内からは見えない。
本殿はRC造で昭和31年建立。境内からは見えないが、境内の背後から見える。
招魂社は昭和31年建立。
堰神社と大神輿庫は境内の北西隅にあるものの、境内からは直接向かうことはできず、一旦境外に出てから向かう。
堰神社はかつては大岡川の大堰に祀られていた水神。
例大祭
当社の例大祭は9月中旬の、敬老の日前の週末に行われる。横浜でも著名な神社祭礼で、毎年、大神輿が御所車に載せられて巡行する。また隔年の本祭りには大小40基の町神輿の連合渡御が組まれる。
大神輿は昭和9年製作で、俗に千貫神輿と呼ばれる大型のものの一つ。