鶴見神社
鶴見神社は、神奈川県横浜市の、JR京浜東北線・鶴見線の鶴見駅または京急本線の京急鶴見駅より北へ徒歩5分の地に位置する、鶴見の鎮守。
推古天皇の代(592-628年)の創建で、横浜最古の神社と称している。また境内で弥生末期~古墳前期の貝塚が発見された(市指定史跡)。
かつては杉山大明神(杉山神社)と称されたが、大正9年に鶴見神社と改称。
祭神は杉山大明神(五十猛命)と天王宮(素盞鳴尊=牛頭天王)。
なお、同社は江戸時代、式内社・杉山神社の論社とされたこともある。
社殿は大正4年建立。
本殿は大胆な造形の岩塊の上に鎮座する。
頂上には浅間社の石祠がある。
右から大鳥神社、稲荷神社、秋葉神社、関神社、祖霊社、寿老人、清明宮が並ぶ。
左端の清明宮は、三島由紀夫、及び共に自決した森田必勝を祀って平成22年創建。
年中行事
4月29日 - 鶴見の田祭り
田祭りは農作業を模するなどしてその年の豊作を予祝する祭礼。かつては1月16日開催だったが、現在は4月29日に行われる。
蟇目の儀(悪魔払いの矢を放つ)、神壽歌、直会、餅まきなどが行われるほか、夕刻には万灯神輿も渡御する。
7月下旬 - 天王祭
天王祭は素盞鳴尊(牛頭天王)の祭礼で、当社では7月の第4土日曜日に催される。土曜日は午後に町神輿が連合宮入を行い、日曜日には終日、宮神輿が渡御する。