山手イタリア山庭園
山手イタリア山庭園は、神奈川県横浜市の、JR根岸線の石川町駅より南へ徒歩5分の地に位置する洋風庭園。
当地は明治13~19年にイタリア領事館がおかれたことからイタリア山と称し、現在はイタリアで多く見られる様式の庭園が整備され、そこに東京より移築した「外交官の家」と、山手町内から移築したブラフ18番館が建つ。
なお、山手地区に残る近代建築については「横浜山手の洋館群など」の記事を参照。
外交官の家
「外交官の家」は、明治期にニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた内田定槌の邸宅として、明治43年、現・東京都渋谷区の南平台に竣工。後に和館は失われたが、洋館が平成9年に当地へ移築された。
「旧内田家住宅」の名で国の重要文化財に指定されている。
「外交官の家」は明治43年竣工で、設計はガーディナー。国指定重要文化財。
庭園は、イタリアで多く見られる様式に整備されている。
この洋館に和館が附属した。
ブラフ18番館
ブラフ18番館(旧山手45-1番館)は、大正12年の関東大震災後、山手町内に外国人住宅として建てられ(建築主は不明)、第二次大戦後はカトリック山手教会の司祭館として利用されていたが、平成5年に現在地に移築された。
周囲は芝庭となっている。
ブラフ18番館は関東大震災後の竣工。横浜市認定歴史的建造物。
山手イタリア山庭園 公式HP
時間:9:30-17:00(7-8月は-18:00) 入園料:無料 休園日:第2水(祝なら翌日)・年末年始
神奈川県横浜市中区山手町16 地図
アクセス:JR根岸線 石川町駅より徒歩5分