下鶴間ふるさと館
下鶴間ふるさと館は、神奈川県大和市の、東急田園都市線のつきみ野駅より南へ徒歩16分の地に位置する古民家。
矢倉沢往還の下鶴間宿に残る江戸期の商家(旧小倉家住宅)を整備したもので、市の文化財に指定されている。
母屋は江戸末期の1856年築。大和市指定重要有形文化財。
袖蔵(土蔵)は大正7年築。大和市指定重要有形文化財。
矢倉沢往還と下鶴間宿
江戸時代、赤坂見附と沼津宿を足柄峠を経て結んだ矢倉沢往還は東海道の脇街道で、また相模大山の参詣道に利用された大山街道と呼ばれた街道の一つでもあり、青山通り大山道の別名がある。
下鶴間宿はその宿場町の一つで、八王子道(滝山道)と交差していた。
中央にあるのが小倉家(現・下鶴間ふるさと館)。現在、宿場町の頃の面影は当館を除いてほとんど残っていない。