慈眼寺
慈眼寺は、埼玉県秩父市の、西武秩父駅より北へ徒歩5分、または秩父鉄道の御花畑駅より西1分の地に位置する、曹洞宗の寺院。秩父34ヶ所観音霊場第13番札所。
境内は秩父市指定史跡。
昔、行基が刻んだ観音像が岩の上に現れたので民が観音堂を設けて安置した。室町時代の文明18年(1486年)には曹洞宗慈眼寺が創建され、江戸前期の寛文年間(1661-1673年)に観音堂が境内に移された。
観音堂(本堂)は、第1番札所・四萬部寺の観音堂を模して明治34年建立。
経蔵は江戸中期に当たる宝暦年間(1751-1764年)の建立。
宝暦期製作の六角輪蔵の左右には、秩父札所を開創した十三権者の像が立つ。また奥には阿弥陀三尊像もある。
当寺の薬師堂は眼の神として信仰を集める。
前の札所(第12番札所)は野坂寺。
次の札所(第14番札所)は今宮坊。