仏母寺
仏母寺(ぶつもじ)は、埼玉県本庄市の、JR高崎線の本庄駅より北西へ徒歩18分の地に位置する、高野山真言宗の寺院。正式には龍蓋山威徳院佛母寺。
当寺は、明治維新時の神仏分離で廃寺となった、金鑚神社別当寺であった金鑚山威徳院白蓮寺を明治18年に再興した寺で、同23年に現在名に改めた。前身となった白蓮寺は、南北朝時代の天授元年(1375年)創建と伝える。
金鑚神社の近くにあって、境内は開放的。
本尊は准胝観音菩薩。
右にあるのは手水舎で、軒下の彫刻はなかなか凝っている。
高尾山権現堂は平成12年建立。明治33年に高尾山より勧請。
鐘楼は昭和31年建立。鐘楼の軒下の彫刻も割と凝っている。
金鑚神社方面への門。奥に見えているのは高尾山権現堂の手水舎。
金鑚神社に残る大門
上述のように、仏母寺は明治初期に廃寺となった金鑚神社別当寺・白蓮寺を再興した寺であり、金鑚神社境内に残る大門は、江戸時代の白蓮寺の総門であった。