金鑚神社
金鑚(かなさな)神社は、埼玉県本庄市の、JR高崎線の本庄駅より北西へ徒歩17分の地に位置する、中山道本庄宿の総鎮守。
戦前の社格は県社。
景行天皇40年(西暦110年)の日本武尊の東征で尊が滞在した跡に、欽明天皇2年(541年)に創建。
境内には色鮮やかな社殿や神楽殿が立つ。
表参道の奥に見えるのは大門。
大門は江戸後期の1814年に、別当寺・百蓮寺の総門として建立。本庄市指定有形文化財。
大門の手前を左に曲がると社殿がある。手水舎は明治37年改築。
社殿は、本殿(1724年建立)・幣殿(1850年建立)・拝殿(1778年建立)を連結した権現造で、周囲に透塀を巡らす。埼玉県指定有形文化財。
神楽殿は1824年建立。
豊聡耳神社は聖徳太子を祀る。
覆屋内に収まる八坂神社の本殿は、壁面全面に彫刻が嵌め込まれている。
左から豊聡耳神社、末社合殿。南本町氏神社、秋葉社。
旧社務所は明治44年竣工。
神輿庫には大小の宮神輿が収蔵されており、ガラス越しに拝見可能。
カヤは1628年献木で本庄市指定天然記念物。クスノキは1639年献木で埼玉県指定天然記念物。
本庄まつり
本庄まつりは11月2~3日に渡って催される金鑚神社の秋季大祭で、県内の秋祭りでも有名なものの一つ。宮神輿の巡行のほか、壮麗な人形山車10基(うち8基は市指定文化財)が町を曳き回される。
近くの仏母寺は、明治維新で一旦廃寺となった別当寺・白蓮寺を再興したもの。