竹寺(八王寺)
竹寺(八王寺)は、埼玉県飯能市の山岳部にある、天台宗の山寺。正式には医王山薬寿院八王寺。
西武池袋線の飯能駅よりバスが通じ、バス停(「中沢行き」「小殿」)からは徒歩40分。また車道も通っている。同じ天台宗の山岳寺院である子ノ権現(天龍寺)への登山道もある。
平安時代の天安元年(857年)、慈覚大師円仁が開山。
神仏習合色が濃厚な山岳寺院(標高490mに位置する)で、本尊は牛頭天王。明治維新時の神仏分離令は、祭神を牛頭天王から招杜羅大将に変更することで乗り切ったが、いつしか元の牛頭天王に戻ったという。
寺院ながら参道入口に鳥居がある。
中国人有志により平成4年に寄贈された、「牛頭天王」ならぬ「牛頭明王」の像。
牛頭天王宮の鳥居には常に茅の輪が設置されている。
本堂に当たる牛頭天王宮(牛頭天王社)は神社社殿風。本尊は牛頭天王で脇にはその8柱の子である八王子が祀られている。
明和年間(1764-1772年)に建立された堂は平成11年焼失したが、同15年に図面を元に再建。
鐘楼は他の堂宇より少し離れた高い位置にある。