入間愛宕神社
入間愛宕神社は、埼玉県入間市の、西武池袋線の入間市駅より南西へ徒歩10分の、旧市街(日光脇往還の扇町屋宿)の鎮守。創建年代は不詳だが古来より天照大神を祀る集落の氏神であり、室町時代の正平16年(1361年)に新田義興を、元中5年(1388年)に別雷神を合祀した。
境内には新田義興の首塚や旧豊岡尋常高等小学校奉安殿がある。
正平13年(1358年)に多摩川下流で謀殺された新田義貞が当地で祟ったため、当社に1361年に合祀された。
蚕影神社は昭和6年築の旧豊岡尋常高等小学校奉安殿(大正10年築の旧豊岡尋常高等小学校豊岡神宮だとする資料も)。
新田義興は1358年に多摩川下流の矢口の渡しで13人の部下とともに謀殺され、入間市の足利基氏の陣で首実検された。義興の首は愛宕神社拝殿の右前に埋葬された(首塚)。当社によると、東京都大田区の新田神社の御塚には義興の胴が葬られているとする。
なお、神社周辺には13人の部下の首はを葬った塚が散在していたが、都市化で拝殿の左前に十三塚として集約された。
例大祭
毎年4月下旬に催される入間愛宕神社の春季例大祭は「おとうろうまつり」とも呼ばれ、宿場町に山車が繰り出す、比較的規模の大きい祭礼である。
長泉寺
長泉寺は、埼玉県入間市の、西武池袋線の入間市駅より南西へ徒歩13分に位置する、曹洞宗の寺院。入間愛宕神社と同様に扇町屋宿にある。
慶長年間(1596-1615)の創建と伝える。境内は整っている。
愛宕公園
愛宕公園は、入間愛宕神社から南へ徒歩1分に位置する日本庭園風に整えられた公園。
愛宕公園
埼玉県入間市豊岡3-10 地図