川口神社
川口神社は、埼玉県川口市の、JR京浜東北線の川口駅より南東へ徒歩10分、または埼玉高速鉄道線の川口元郷駅より南東に徒歩11分の地に位置する、川口の総鎮守。
平安時代の天慶年間(938-947年)に創建され、氷川大明神などと称したが、他社複数を合祀したのち明治42年に川口神社と改称。戦前の社格は県社にまで登った。
社殿は戦前に整備された端正なもの。また境内社金山神社の社殿は江戸期のものである。
神門は昭和18年建立。また裏側にある手水舎も同年の建立。
拝殿・幣殿は昭和4年建立。
本殿は昭和18年建立。流造の本殿は幣殿・拝殿と連結され、権現造となっている。
神楽殿は昭和18年建立。
社務所は昭和4年竣工。
別宮金山神社は川口神社の旧社殿を移築転用したもの。金山神社(金山権現社)は南北朝時代の勧請で、川口で繁栄した鋳物業の職業神。
富士塚は昭和4年築造、平成26年移築。
川口護国神社は川口出身の戦死者等を祀る。社殿は川口市役所の神殿を昭和23年に移築したもので、前後で屋根の長さが異なり、棟持柱も傾いている、変則的な神明造。
八雲社の社殿は、江戸中期の1707年に金山権現社の社殿として建立。川口市指定有形文化財。
例大祭
川口神社の例大祭は10月中旬に催され、隔年で町神輿の連合渡御が行われる。この行事に関する詳細は「川口神社 例大祭」の記事を参照。
おかめ市
12月15日(曜日に関わらず日程固定)にはおかめ市(大歳祭)が開かれる。露店が数百店ならぶ大規模な熊手市である。この行事に関する詳細は「川口神社 おかめ市」の記事を参照。
埼玉高速鉄道線の川口元郷駅の反対側には旧田中家住宅があり、一般公開されている。