旧田中家住宅
旧田中家住宅は、埼玉県川口市の、埼玉高速鉄道線の川口元郷駅より北へ徒歩6分の地に位置する和洋折衷の住宅。
味噌醸造業の田中德兵衞商店を営んだ田中家の旧宅で一般公開されている。洋館、和館、文庫蔵、煉瓦塀2基が重要文化財に指定されているほか、昭和48年に味噌醸造蔵跡に設けられた日本庭園と茶室がある。
洋館の南北にある煉瓦塀2基は大正後期の竣工。国指定重要文化財。
洋館は木造煉瓦造で大正12年竣工。国指定重要文化財。三階建の主体部、四階建の蔵部、二階建の台所部で構成される。
文庫蔵(旧仕込倉)は明治後期の竣工。国指定重要文化財。
和館は昭和9年上棟で、平屋部分と二階建部分がある。国指定重要文化財。
池泉回遊式日本庭園は、昭和48年に味噌醸造蔵跡に整備されたもの。
茶室もまた、昭和48年に味噌醸造蔵跡に造営。離れの屋内には8畳と小間、2棟の茶室がある。
川口元郷駅の反対側には川口神社がある。