越ヶ谷久伊豆神社
越ヶ谷久伊豆神社は、埼玉県越谷市の、東武伊勢崎線の越谷駅より北東へ徒歩16分の地に位置する、越谷の総鎮守。
創建年代は不詳だが、平安中期には武士団の尊崇を集めた。
長い参道の奥には神池や社殿が並び、境内は整っている。また戦前パラオにあった南洋神社への遥拝殿もある。
第三鳥居は、伊勢神宮内宮の板垣南御門を平成7年移築。
神池の畔にある、7本に分幹した藤は埼玉県指定天然記念物。
手水舎は1675年築。
木造拝殿の前に、RC造の拝殿を昭和39年に接続してある。
本殿は1789年築。
パラオにあった南洋神社の鎮座跡地遥拝殿を平成16年に伊勢神宮古材で造営(奉祝祭にはパラオ大統領も出席)。
官幣大社・南洋神社は第二次大戦終戦時に廃社となったが、その跡地に1997年、小祠として再建された。
越ヶ谷秋まつり
当社の例祭日は毎年9月28日であるが、それと対応した氏子側の行事として、越ヶ谷秋まつりが三年に一度の10月に催される。この行事は、二日間に渡って鳳輦神輿と人形山車8台が越谷の町を巡行する、比較的大規模なものとなる。
明治維新時の神仏分離まで、迎摂院(越谷市宮本町2-54)が当社の別当寺であった。
当社の隣には天嶽寺がある。