甘棠院
甘棠院（かんとういん）は、埼玉県久喜市の、JR宇都宮線・東武伊勢崎線の久喜駅より北西へ徒歩19分の地に位置する、臨済宗円覚寺派の寺院。
古河公方の足利政氏（1462-1531年、在職は1489-1512年）が当地に退位・隠居し、永正16年（1519年）には居館を甘棠院と称して寺院としたのが創建。
居館の空堀が残り、「足利政氏館跡及び墓」として埼玉県指定史跡となっている。
空堀は境内の北・西・南の三方に残る。南側は、中門の手前にある。
中雀門から先は立ち入れない。
中雀門から覗いた本堂。
甘棠院の北側の空堀跡は埋められ、甘棠院史跡公園として整備されている。
近くには光明寺がある。