妙顕寺
妙顕寺は、栃木県佐野市の、JR両毛線・東武佐野線の佐野駅より北東へ徒歩13分の地に位置する、日蓮宗の寺院。山号は開本山。
日蓮宗49本山の一つ(日蓮・法華宗諸派のうち教団「日蓮宗」には、総本山久遠寺の下に、七大本山と49本山があり、あわせて57本山とも称する)。
鎌倉時代の永仁2年(1294年)、中老僧(宗祖日蓮の本弟子「六老僧」に準ずる12人の直弟子)天目が、奈良渕村(佐野市奈良渕町)に創建。江戸初期の慶長7年(1602年)、佐野城築城にともない、その鬼門除けとして現在地に移った。別伝としては、慶長18年(1613年)、唐沢城主・佐野氏の改易に際して奈良渕村より移転したとも言う。
天目の墓所があり、また中世には唐沢城主佐野氏の帰依を受けた。
本堂は1855年建立。
水神堂は、佐野市鉢木町の個人宅に祀られていたものを昭和40年に移築。
扁額には普賢社、公式HPには普賢菩薩堂とある。