旧磯野家住宅
旧磯野家住宅は、東京都文京区の、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅より北東へ徒歩2分の地に位置する、大正期の和風住宅。
実業家・政治家の磯野敬が建てた住宅で、外壁及び屋根が銅板張りゆえ銅(あかがね)御殿と通称された。
表門、主屋、土地(具体的には宅地)が国の重要文化財に指定されている。
通常は非公開だが、定期的に一般公開。
通常時
通常は非公開なので、表門及び、北側からのみ窺える。
表門は大正2年竣工で、南北屋根塀及び脇門が附属する。国指定重要文化財。
北側の窪町東公園から見た様子。
主屋は大正元年竣工。国指定重要文化財。
公開時
定期的に事前予約制・有料で公開されるほか、東京文化財ウィークでもしばしば公開される。
主屋は大正元年竣工で、書院棟・応接棟・旧台所棟で構成される。国指定重要文化財。
中央及び左側の、三階建を含む部分が応接棟、その右側が書院棟。
東京文化財ウィークでは玄関から中を覗くだけだが、有料公開時は屋内を案内されるようだ。
旧台所棟のみ、屋根は鉄板葺。
月刊文化財に記載された解説では、文章では旧台所棟の更に北側に北棟があるとしているが、同時に記載されている平面図では最北は旧台所棟になっている。また、現地での配布資料にも、主棟は書院棟・応接棟・旧台所棟で構成、とある。
旧磯野家住宅は茗荷谷駅から小石川植物園へと向かう途中にある。