海蔵寺
海蔵寺は、東京都文京区の、東京メトロ南北線の本駒込駅より南東へ徒歩5分の地に位置する、曹洞宗の寺院。
山号は大智山。
永正年間(1504-1520年)に草創し延享4年(1747年)に現在地へ移転したとも、元文元年(1532年)に本郷追分に臨済宗寺院として創建されたとも、天文9年(1540年)に江戸城和田倉門内に創建され明暦年間(1655-1657年)に現在地へ移転したとも伝える。
江戸時代の富士講の伝説的行者である食行身禄の、富士塚風の墓がある。
本堂は大正15年建立。
本尊は釈迦如来。
身禄山(身禄行者の墓)
江戸中期の富士講のカリスマ的指導者だった食行身禄(1671-1733年)の分骨墓と伝える。
ただし、身禄は富士山上で断食入定し、また富士講はたびたび禁教となったので、実際に分骨が収められているのかは明確な記録がなく不明。
現在の身禄山は大正11年再建で、身禄行者墓として文京区の史跡に指定されている。