日本女子大学 目白キャンパス の近代建築
日本女子大学は、東京都文京区の、東京メトロ副都心線の雑司が谷駅または都電荒川線の鬼子母神前停車場より南東へ徒歩8分の地にある、私立女子大学。明治34年に、日本初の近代的な女子高等教育機関「日本女子大学校」として創設され、戦後の学制改革で「日本女子大学」となるまで、この名であった。
開学の地である目白キャンパスの戦前建築には成瀬記念講堂、成瀬記念館分館、樟渓館がある。またほど近い豊島区雑司ケ谷には旧明桂寮も残る。
成瀬記念講堂は明治39年築の旧図書館兼講堂。文京区指定有形文化財。当初は煉瓦壁だったが関東大震災で被災してレンガは取り除かれ、現在は木造の壁。
成瀬記念館分館は明治34年築の旧成瀬仁蔵住宅。文京区指定有形文化財。現在は正門近くに移築されている(写真は移築前のもの)。
樟渓館は大正15年の鉄筋コンクリート校舎。旧新館。
旧明桂寮は、昭和2年築の鉄筋コンクリート製の学寮。豊島区雑司が谷にある。