大塚公園
大塚公園は、東京都文京区の、東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅より南へ徒歩2分の地に位置する区立公園。
昭和3年、東京市が、当時としては先進的な都市公園として造成・開園。
当時の設備が今も多少残る。
また、ラジオ体操発祥の地とされる地の一つでもある。
新大塚駅最寄りの西口にある緑廊は、昭和3年開園当時からのもの。なお、当時はここに池もあった。
中央の観覧台(ベランダ)などはイタリア・ルネサンス式(露壇式)で、壁面は張り替えられているものの、昭和3年当時からあった。
劣悪とされた地形を巧みに利用したのも当園の特色の一つ。
カスケード(水階段)部分は古い壁面が残る。
壁壇は昭和3年開園時のもの。
現地の掲示ではここは露壇とあるが、区の公式HPでは中央部分全体を露壇としている。
公園設計図ではここは「壁壇」と記されている。
開園当初からこの場所にはRC造の傘亭の四阿があったが、これは当時のものではないか。
これも昭和3年開園当時のものか。
大塚地区内にあった江戸期建立の地蔵その他の石仏が、昭和20年の空襲で被災して当園に移されたもの。
当地一帯は江戸期は桑名藩藩主・松平家の下屋敷で、住好稲荷社はこの松平邸内に明治43年に創建。
噴水もあるが、古くは見えない。