木下川薬師(浄光寺)
木下川薬師(浄光寺)は、東京都葛飾区の、京成押上線の四ツ木駅より南へ徒歩11分の地に位置する、天台宗の寺院。
正式には青龍山薬王院浄光寺。
嘉祥2年(849年)、伝教大師最澄が霊夢により当地に至り、自刻の薬師如来像を草庵に安置したのが草創。貞観2年(860年)、慈覚大師円仁が霊夢に導かれ、伽藍を建てて浄光寺とした。
江戸時代は江戸城紅葉山の歴代徳川将軍の霊屋の別当を務め、浅草寺の筆頭格の末寺だった。明治12年には勝海舟が、西郷隆盛の留魂祠と留魂碑を当寺に建てた(大正2年、大田区の洗足池公園に移設)。
仁王門は平成8年建立。
本尊は薬師如来。
更に少し南に向かうと、中川を超えた先に外谷汐入庭園がある。