高野山 東京別院
高野山東京別院は、東京都港区の、都営浅草線の高輪台駅より北東へ徒歩6分の地にある、高野山真言宗の寺院。
和歌山県にある総本山金剛峯寺の東京別院。
慶長年間(1596-1615年)、家康の江戸開府に伴い、浅草の日輪寺に高野山の学侶らの江戸在番所として開創。延宝元年(1673年)に、現在の二本榎に高野山学侶在番屋敷が落成する(なお、白金には高野山行人在番屋敷が、本所には高野山聖方の大徳院があった)。
明治元年、在番所が廃止されると墨田区牛島の長寿寺の名跡を継承し、更に昭和2年に現在の高野山東京別院に改称した。
山門は令和2年に移設。
山門を入ると四国八十八ヶ所霊場のお砂踏み(各札所の砂を石畳の下に埋め、その上を歩くことで巡拝の功徳があるとするもの)がある。
本堂は昭和63年建立。
明神社は平成27年建立。
右から丹生明神・気比明神を祀る第一殿、高野明神・厳島明神を祀る第二殿、十二王子・百二十番神を祀る第三殿、高輪神社祭神を祀る第四殿。
第一~三殿は高野山に祀られている守護神であり、第四殿は高輪の鎮守。
萬燈萬華会
10月には萬燈萬華会が催される。この行事に関する詳細は「高野山東京別院 萬燈萬華会」の記事を参照。