福蔵院
福蔵院は、東京都中野区の、西武新宿線の鷺ノ宮駅より南へ徒歩3分の地にある、真言宗豊山派の寺院。室町時代の大永元年(1521年)創建。本堂などは戦後に木造で再建されたものであるが、庭が良く整っている。
明治維新まで、隣に鎮座する鷲宮八幡神社の別当寺を務めた。
杉並区松ノ木の智光院に、福蔵院の本堂が、昭和34年に移築されている。昭和19年刊行の『中野區史』には、福蔵院本堂は宝暦年間(1751-1764年)の焼失後に再建されたものとあり、もしその後の戦禍を免れたのであれば、江戸時代のものということになる。なお、向拝は平成8年に付加されたもの。
節分会
福蔵院においては、2月3日直前の土曜日において節分会が催され、その際には豆まきだけでなく獅子舞や大黒舞、鬼の寸劇も披露される。この行事に関する詳細は「福蔵院 節分会」の記事を参照。
鷺宮八幡神社
鷺宮八幡神社は、東京都中野区の、西武新宿線の鷺ノ宮駅より南へ徒歩2分の地に鎮座する、旧上鷺ノ宮村・下鷺ノ宮村の鎮守。平安時代の康平7年(1064年)、源頼義が東国征伐後に創建。社殿は戦後のものだが、木造で再建されている。
旧別当寺は前述の福蔵院。
拝殿左側の建物は絵馬殿。