松陰神社
松陰神社は、世田谷区の、東急世田谷線の松陰神社前駅より北へ徒歩3分の地に位置する神社。
戦前の社格は東京府(東京都)の府社。
明治維新の原動力となった思想家・教育家の吉田松陰(1830-1859年、祭神名は吉田寅次郎藤原矩方命)を、その墓所に祀って明治15年創建。
社殿は昭和初期に整備された端正なもので、松下村塾のレプリカもある。
神楽殿は昭和7年建立。
社殿は昭和3年の、社務所は平成9年の建立。
境内には当時の毛利本家当主の毛利元昭や、松陰門下の伊藤博文・山縣有朋らが奉納した石燈籠32基が並ぶ。
昭和3年建立の社殿は拝殿と本殿を連結した権現造で、本殿は若干変則的な形状をしている。
明治15年創建当時の社殿は現在は本殿の内陣として保存されている。
これは山口県萩市の松陰神社に現存する松下村塾(幕末の1857年竣工・翌年増築)のレプリカ。
昭和13年に国士舘専門学校・中学校に景松塾として複製されたものが昭和16年に当社に奉納された。
上の写真のように、土日祝には雨戸が開けられる。
吉田松陰らの墓所。吉田松陰は処刑された南千住より1863年に当地へ改葬された。手前の鳥居は明治元年に木戸孝允が奉納したもの。
例大祭
例大祭は10月下旬で、参道商店街の秋まつりとして商店街を挙げて行われる。この行事に関する詳細は「松陰神社 例大祭」の記事を参照。