雉子神社
雉子神社は、東京都品川区の、JR山手線または都営浅草線の五反田駅より北東へ徒歩5分、または都営浅草線の高輪台駅より南西へ徒歩6分の地に位置する鎮守社。
文明年間(1469-87年)、当地に白雉が飛来し死亡。その夜、里人の夢に日本武尊が現れて自分を祀るよう告げ、白雉と化して飛び去ったため、死んだ白雉を埋めて大鳥明神として祀ったのが創建。慶長年間(1596-1615年)に三代将軍徳川家光が鷹狩りに訪れた際、白雉が社地に飛び入ったのを奇瑞として、雉子宮と改称するよう命じられた。
白雉子ビルという平成7年竣工のビルの1階が吹き抜けとなっており、そこを境内として木造の社殿が立つ。
鳥居の脇にあるイチョウは樹齢150~200年で、品川区指定天然記念物。
境内は現代的なビルの1階の吹き抜けとなっている。
三柱神社は倉稲魂命(稲荷)、大国主命(大黒)、埴山姫命を祀る。
境内には町神輿2基と鳳輦が展示されている。鳳輦は大正4年製作で、昭和60年代まで例大祭では隔年でこの鳳輦が渡御した。
例大祭
雉子神社の例大祭は10月の第一土日。日曜には子供神輿の連合渡御がある。この行事に関する詳細は「雉子神社 例大祭」の記事を参照。
明治の神仏分離までは、近くの宝塔寺が当社の別当寺であった。
近隣には池田山公園や荏原畠山美術館がある。