小山八幡神社
小山八幡神社は、東京都品川区の、東急目黒線の西小山駅より南へ徒歩6分、または同線の洗足駅より北東へ徒歩8分の地に鎮座する鎮守社。
平安時代の長元3年(1030年)創建。後に妙見菩薩も合祀されるが、妙見菩薩像は明治5年の神仏分離でそれまで別当寺であった摩耶寺に移され、現在は同寺の妙見堂にある。
かつては小山村全体の鎮守だったが、江戸時代の元禄年間(1673-1704年)に宗旨の問題で三谷八幡神社が分祀され、氏子のうち法華宗の信徒は小山八幡に、念仏宗の信徒は三谷八幡に分かれたとされる。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、昭和13年の建造。
神楽殿も昭和13年の建造。なお、手水舎も同年の築。
社務所は昭和5年の築。
大黒天社の社殿は境内社ながら比較的大きい。
社殿の左右には品川区指定天然記念物のシイが一本ずつある。うち左側のシイ(写真)が推定樹齢200年で幹周り2.85m、右側が推定樹齢150年で幹周り2.9m。
小山八幡神社 例大祭
小山八幡神社の例大祭は9月上旬で、土曜日の夕刻には町神輿の連合宮入が組まれるほか、日曜日の夕刻には三谷八幡神社と合同で町神輿の連合渡御も行われる(小山両社祭)。