林氏墓地

Hayashi Graveyard林氏墓地は、東京都新宿区の、都営大江戸線の牛込柳町駅から北東へ徒歩4分の位置にある、幕府の儒官林家の墓所
珍しい儒式の墓が残っているのが特徴で、国指定史跡となっている。
林家は初代林羅山が家康に召し抱えられて以来、代々幕府の儒官を務めた家柄で、その墓所は現在、新宿区が所有する。
もともと林家の墓所は、林家の邸宅や、昌平坂学問所・湯島聖堂の前身となった私塾と同様、台東区の上野忍岡にあったが、元禄11年(1698年)に当地に移転した。
墓所は次第に縮小され、現在は12代の当主のうち、8代~11代が儒式墓として残っている。また、家族等の墓碑81基もある。
秋の東京文化財ウィークの期間中に公開日がある。

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スポットガイド
湯島聖堂 | 東京都文京区
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儒式墓
林氏墓地
 
林氏墓地
 
林氏墓地

8代~11代の墓4基は儒式の墓。儒式墓は日本では珍しい。
元の形は土饅頭形である。しかし現在墓は平らとなり、墓標のように木が生えている。公開日に説明員の方にうかがうと、明治以降、墓地は荒廃し(林家の本家は断絶)、土饅頭は陥没して平らとなり、木が生えたという。そして、文化財指定されたために、復元せずにそのままの状態にしてあるとのこと。

墓碑
林氏墓地

家族らの墓碑81基も移されている。ただし地下の骨ごと移したのではなく、碑だけとの事。

林氏墓地
東京都新宿区市谷山伏町1-15 地図
アクセス:都営大江戸線 牛込柳町駅から徒歩4分
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