西向天神社
西向天神社は、東京都新宿区の、東京メトロ副都心線および都営大江戸線の東新宿駅より南東へ徒歩6分の地に鎮座する、東大久保の鎮守。鎌倉時代の安貞2年(1228年)に創建。名前の通り、社殿は西向きである。社殿は一部を除き第二次世界大戦で戦災焼失したが、木造で再建されている。
大谷石製の壁が印象的な社頭。
本殿は戦災焼失を免れたというが、樹木で良く見えない。拝殿は資料に焼失を免れたとは書いてなく、また戦前の写真とも一致しないので戦後の再建だろう。
神楽殿は戦災焼失を免れたという。その後、建て替えられていないとすれば、明治45年に改築されたもの。
また、神輿庫も戦災焼失を免れたというが、現在のものは明らかに新しい。
富士塚は、既存の古墳を利用して大正14年に築造された、比較的大規模なもの。
明治の神仏分離まで別当寺であった大聖院は、西向天神社と一体化した境内にある。
例大祭
例大祭は5月下旬で、四年に一度、宮神輿が氏子地域を巡行する。この行事に関する詳細は「西向天神社 例大祭」の記事を参照。
宮神輿は江戸時代後期の製作。
新宿東二町会の大神輿はそこそこ珍しい八棟造。昭和4年製作。
新宿東二町会は小神輿も八棟造。