飛木稲荷神社
飛木稲荷神社は、東京都墨田区の、東京メトロ半蔵門線・都営浅草線の押上駅より東へ徒歩5分の地に位置する鎮守社。
創建は室町時代の応仁2年(1468年)で、鎌倉幕府滅亡後に北条氏の一門が当地に移住し祀ったともいう。
境内には壁面全面に彫刻の施された日枝神社や、大型の築山の上に鎮座する奥社稲荷神社がある。
奥の左側にあるのが社名の元となった神木のイチョウ。暴風雨で飛んできた銀杏の枝が刺さって根付いたと伝える。
樹齢は500~600年はあるとされ、墨田区の天然記念物に指定されている。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造。
境内社の日枝神社は、両側の壁面全面に彫刻が施されている。
本殿背後にある奥社稲荷神社。稲荷の小祠に黒ボク石の構造物が伴う例は珍しくないが、これほど大型の塚は珍しい。
例大祭
飛木稲荷神社の例大祭は9月中旬。4年に一度の本祭では、土曜日には鳳輦が渡御し、日曜日には町神輿が連合宮入を行う。
この行事に関する詳細は「飛木稲荷神社 例大祭」の記事を参照。
明治の神仏分離までは、隣の円通寺が別当寺であった。