金剛院
金剛院と長崎神社は、東京都豊島区の、西武鉄道池袋線の椎名町駅の駅前にある寺社。
明治維新時の神仏分離まで、金剛院は長崎神社の別当寺であった。
金剛院
金剛院は、東京都豊島区にある真言宗豊山派の寺院。
室町時代の大永2年(1522年)に創建され、江戸中期の正徳5年(1715年)に現在地に移った際に隣にあった長崎神社の別当寺となった。
山門は1780年建立で豊島区指定有形文化財。この門の建立当時、朱塗りの門は幕府の許可が必要であった。
本堂は昭和29年建立でRC造。国登録有形文化財。
庫裏は昭和9年竣工。国登録有形文化財。
長崎神社
長崎神社は、金剛院の隣にある、旧長崎村の鎮守。金剛院が現在地に移転して以来、明治維新まで金剛院が当社の別当寺であった。
創建年代は不詳で、江戸中期には十羅刹女社と呼ばれていた。明治5年には須佐之男命を合祀して氷川神社となったが、同7年に長崎神社と改めた。
拝殿は明治32年建立。
本殿は江戸後期の1849年建立。本殿の壁面には全面的に彫刻が施されているが、覆屋で良く見ることができない。
額殿(絵馬殿)は旧社殿を転用したもの。
年中行事
長崎神社 少年少女ちびっこ相撲大会
7月には長崎神社境内に土俵が設けられ、幼児~小学生を対象に相撲大会が開催される。また金剛院では同日、赤門夜市が催される。
長崎神社 例大祭
長崎神社の例大祭は9月中旬で、23区内の神社の秋祭りでは有数の数の夜店が出る。この行事に関する詳細は「長崎神社 例大祭」の記事を参照。
氏子の要町一丁目町会の神輿は少し珍しい八棟造で、9月の例大祭で渡御する。