鈴木信太郎記念館
鈴木信太郎記念館は、東京都豊島区の、東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅より西へ徒歩3分の地に位置する、フランス文学者・鈴木信太郎(1895-1970年)の旧宅を利用した区立の記念館。
鈴木信太郎邸は昭和20年の空襲で罹災したものの、RC造の書斎棟1階は燃え残り、そこに戦後、増築や移築が繰り替えされ、現在の旧宅が完成した。現在は豊島区指定有形文化財となっている。
書斎兼書庫の一階部分は昭和3年の竣工。RC造であったため昭和20年の空襲では邸内で唯一、焼失を免れた。ただし昭和6年に鉄骨フレームで増築された二階部分(子供部屋)は焼失したため、昭和31年に燃え残ったフレームを利用して再築された。
茶の間・ホール棟は終戦直後の昭和21年に竣工。
座敷棟は、現・春日部市の鈴木信太郎の実家の母屋(明治20年代建造)を昭和23年に移築。鈴木家は地主であった。