トキワ荘とその一帯
豊島区の南長崎にはかつて、手塚治虫とその弟子らが暮らしたアパートであるトキワ荘があった。
このトキワ荘は昭和57年に取り壊されたが、令和2年に旧地とは少し違う場所にレプリカ復元され、漫画の聖地として、さらに観光施設などが周辺に整備された。
トキワ荘マンガミュージアム
トキワ荘マンガミュージアムは、漫画の神様・手塚治虫とその弟子である藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫らが暮らした伝説のアパート「トキワ荘」を、令和2年に新築復元したもの(ただし旧地ではない)。現在は漫画を中心とした企画展示を行う資料館・美術館として公開されている。
トキワ荘は昭和27年に竣工し、同57年に解体。手塚治虫は昭和28~29年にかけてここに住んでいた。
トキワ荘跡地
新築復元されたトキワ荘が現在ある地は、もともとトキワ荘があった地ではない。
跡地は現在は日本加除出版の社屋となっているが、その前に、跡地のモニュメントも建てられている。
豊島区トキワ荘通りお休み処
豊島区トキワ荘通りお休み処は、昭和元年竣工の旧吉津屋米店を整備したもの。
二階には、トキワ荘のリーダー格であった寺田ヒロオの部屋が再現されている。
トキワ荘マンガステーション
トキワ荘マンガステーションでは、トキワ荘関連の書籍約6000冊が自由に読める。
トキワ荘通り昭和レトロ館
トキワ荘通り昭和レトロ館は、昭和20年代に建てられたマーケット(複数の店舗が入った商店建築)である味楽百貨店を整備した区立の資料館。有料の漫画読書スペースもある。
当所に関する詳細はトキワ荘通り昭和レトロ館の記事を参照。
紫雲荘
紫雲荘は、赤塚不二夫がトキワ荘と並行して部屋を借りたアパート。昭和34年竣工。
現在は、区が若手漫画家のために入居費用補助などの支援を行っている。
東長崎駅前交番
東長崎駅前交番は、西武池袋線東長崎駅の南口にある派出所。トキワ荘をモチーフに、平成31年に竣工。
並木ハウス
区内の雑司が谷にある並木ハウスは、手塚治虫がトキワ荘の次に居住した賃貸アパート。
昭和28年竣工で国登録有形文化財。内部は非公開。