浅草富士浅間神社
浅草富士浅間神社は、東京都台東区の浅草寺・浅草神社より北へ徒歩6分の地に鎮座する神社。創建年代は不詳だが、江戸中期の元禄年間(1688-1703年)と推測されている。幕府の命によって蔵前より現社地へ遷座した。
本殿は明治期の土蔵造で、台東区の文化財に指定されている。また平成28年には富士塚を新造した。
本殿は明治11年築の土蔵造で台東区有形民俗文化財。拝殿の方は第二次世界大戦で戦災焼失し、戦後に再建された鉄筋コンクリート建築。
拝殿を通して見る本殿の扉の内側には、下り龍の鏝絵(漆喰彫刻)が施されている。
拝殿の扉は、通常は閉ざされているが、例祭期間などでは開かれ、奥にある本殿の扉を覗うことができる。
第二次世界大戦の戦禍で失われて以降、当社には富士塚はなかったが、2016年に新造された。
山開きと植木市
浅草富士浅間神社では、7月1日の例大祭(山開き)に伴い、5月末と6月末の週末各2日間、「お富士さんの植木市」と称する、東京で最大級という植木市が開かれ、約60件の植木の露店が並ぶ。また一般的な露店も多く出る。この行事に関する詳細は浅草富士浅間神社 植木市の記事を参照。