雨武主神社
雨武主(あめむしゅ)神社は、東京都あきる野市の、JR五日市線の秋川駅より南西へ車6分の地に位置する鎮守社。
創建年代は不詳だが、天正年間(1573-1592年)に社領寄進の記録がある。かつては山麓にあったが、嘉永2年(1849年)に現在地に遷座。
現在の祭神は天御中主神など。
森厳な森の参道を進むと、山上に彫刻が多用された本殿がある。
なお、秋川対岸も氏子地域であり、そのため対岸に遥拝所も設けられている。
秋川市史等は、秋川対岸に一ノ鳥居があり、山麓の物は二ノ烏居だとする(また昔は秋川の中州にも鳥居があったとも)。
しかし現在、対岸の鳥居場には鳥居が2基あるので、これを数えるなら山麓は三ノ鳥居となる。
拝殿は、本殿の旧覆屋を明治42年に改造したもの。
本殿覆屋は明治42年建立。
本殿は江戸後期の1849年建立。壁面全面に彫刻が嵌め込まれている。
あきる野市指定有形文化財。
この他、幾つか小規模な境内社がある。
鳥居場
氏子地域は秋川の対岸にも広がっており、遥拝所として鳥居場が設けられている。
背後には秋川が流れる。
鳥居場
東京都あきる野市雨間 地図
明治維新時の神仏分離まで、秋川対岸の西光寺が当社の別当寺であった。