大悲願寺
大悲願寺は、東京都あきる野市の、JR五日市線の武蔵増戸駅より西へ徒歩18分の地に位置する、真言宗豊山派の寺院。正式には金色山吉祥院大悲願寺。
飛鳥時代、聖徳太子が全国行脚中に建てた草堂が開創とも伝える。鎌倉幕府成立前後の建久2年(1191年)創建。
境内に江戸期に建立された諸堂が立ち並ぶ、見どころの多い寺。
この楼門(仁王門)が山門。幕末の1859年築であきる野市指定有形文化財。
楼門の天井絵もあきる野市指定有形文化財。
楼門の背後には観音堂(別名・無畏閣)がある。1794年建立で、向拝は1827年に付加された。あきる野市指定有形文化財。
観音堂の左手前にある大師堂は江戸末期の建立。
観音堂の右奥の覆屋内には鎮守の清龍権現。
中門(朱雀門、総門)は1780年建立。あきる野市指定有形文化財。
本堂(講堂)は1695年建立。東京都指定有形文化財。本尊は大日如来。
長屋門は1742年建立。
庫裏は1760年建立。
境内の背後にはお砂踏霊場が設けられている。