真照寺
真照寺は、東京都あきる野市の、JR五日市線の武蔵引田駅より南へ徒歩4分の地に位置する、真言宗豊山派の寺院。
正式には引田山金蓮院真照寺。かつては山号が金華山や日照山だったとも伝える。
平安時代の寛平3年(891年)創建。延文元年(1356年)、関東管領足利基氏が、市内の渕上の日照山頂上に再興。享禄4年(1531年)、現在地へと移転。
室町時代建立の薬師堂があり、都の文化財となっている。
山門は1688年建立。あきる野市指定有形文化財。
本尊は不動明王。
薬師堂は、様式から見て室町末期頃の建立。東京都指定有形文化財。
寛平の創建時の古材を用いて、延文の再興時に日照山(旧境内)に再建したと伝えるが、解体修理時には寛平期の古材の裏付けは得られなかった。