拝島日吉神社 & 大日堂
拝島日吉神社及び大日堂は、東京都昭島市の、JR青梅線・五日市線・八高線及び西武拝島線の拝島駅より南へ徒歩25分の地に位置する社寺。
江戸時代、拝島日吉神社は大日堂の管理下にあった。現在でも拝島日吉神社と大日堂の境内は地続きとなっており、典型的な天台宗寺院の景観を残し、東京都指定史跡となっている。
拝島日吉神社
拝島日吉神社は旧拝島村の鎮守。
天暦年間(947-957)創建と伝える。また天正年間(1573-92年)の大日堂再興の際にその守護社として建立されたとも、寛保元年(1741年)の創建とも言われる。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造。本殿彫刻及び拝殿格天井花鳥画は昭島市指定有形文化財。
建立年代は資料により若干異なるが、保存修理工事の報告書では拝殿・幣殿は1855年、本殿は1844年頃と推定している。
当社の例祭(山王祭)は9月中旬に催される。その一部として行われる榊祭では、サカキで作った榊神輿が日曜午前0時より夜明け前まで氏子地域を巡行することで知られ、東京都指定無形民俗文化財となっている。
大日堂
大日堂は、拝島日吉神社と地続きの仏堂。現在は天台宗普明寺の飛地境内。正式には拝島山密厳浄土寺。
平安時代の天暦6年(952年)、奥多摩の日原村から洪水で多摩川の中州に漂着した大日如来像を祀って創建。人々が仏像を礼拝したのが「拝島」の由来と言う。戦国期、滝山城築城に際し鬼門除けとして現在地に移転。天正年間(1573-92年)に再興され、大日八坊を建立。八坊の一つ普明寺が別当となり、現在に至る。
仁王門は江戸前期の築。昭島市指定有形文化財。
フジの推定樹齢は約800年。東京都指定天然記念物。「千歳のフジ」「拝島のフジ」と呼ばれる。
天正期の大日堂再建に際しての伝説が残る。昭島市指定旧跡。
大日堂は1732年建立。昭島市指定有形文化財。なお、手前の建物は平成2年竣工の明王院。
薬師堂は江戸前期の建立で、向拝は幕末に付加された。
鐘楼は1796年建立。
拝島大師(本覚院)
拝島大師(本覚院)は、大日堂の東隣りにある、元大日八坊の一つ。堂宇が並ぶ立派な寺だが、現在は境内の写真撮影は禁止となっている。
普明寺
普明寺は、大日堂の八坊の一つとして天正元年(1573年)に創建。飛地境内である大日堂の別当寺。
本堂は昭和10年築。
庭園には鶴の置物がある。