常性寺
常性寺(じょうしょうじ)は、東京都調布市の、京王線の布田駅より北へ徒歩3分に位置する真言宗豊山派の寺院。正式には医王山長楽院常性寺で、通称は調布不動尊。
鎌倉時代に多摩川沿いに薬師寺として創建され、現在地へは慶長年間(1596-1615年)に移転し、その頃に常性寺と改めた。
大きな寺ではないが、境内は良く整えられている。
明治維新時の神仏分離まで、近くの国領神社の別当寺であった。
不動堂は明治8年改築。
本堂(薬師堂)は江戸中期の文化年間(1804-1818年)建立。
国領神社
国領(こくりょう、國領)神社は、東京都調布市の、京王線の布田駅より北へ徒歩3分に位置する鎮守社。
創建年代は不詳だがかつては第六天社と称し多摩川沿いに鎮座。別当寺の常性寺が江戸初期に移転した際には、当社も八雲台小学校(現社地の甲州街道向かい)の裏辺りに遷座。明治8年に現社名へ改称、昭和38年には現社地(神明社の境内)に、神明社を合祀のうえ遷座した。
この合祀された神明社も創建年代は不詳だが、かつては常性寺を別当寺として多摩川沿いに鎮座し、江戸初期に現在地へと遷座したもの。
境内のかなり部分を御神木である千年乃藤が占める。
社殿は昭和38年築。
神木「千年乃藤」は樹齢400~500年といわれ、4月末頃には国領千年乃藤まつりが催される。
秋季例大祭は体育の日(10月第2月曜日)の前日。
神輿渡御の際、神輿に乗った「神振り役」2人が神輿の左右に吊した和鏡を叩くのが特徴。