石川酒造
石川酒造は、東京都福生市の、JR青梅線・五日市線・八高線・西武拝島線の拝島駅よりより西へ徒歩15分の地に位置する酒蔵。幕末から明治にかけて完成した建造物6棟が国の文化財に登録されている。
敷地内には直売店やレストラン、史料館もあり、酒蔵見学も行われている。
新蔵は明治31年築。国登録有形文化財。
雑蔵は明治31年頃築。国登録有形文化財。
長屋門は江戸後期建立。国登録有形文化財。
向蔵は明治29年築。元は石炭小屋。国登録有形文化財。
文庫蔵は幕末の1863年築。旧宝蔵。国登録有形文化財。
本蔵は明治13年築。国登録有形文化財。
南稲荷神社
石川酒造の門前には、南稲荷神社という小さな神社があり、境内の膳椀倉は都の文化財に指定されている。
膳椀倉は明治16年築で、収蔵されている膳椀984点と共に東京都指定有形民俗文化財。多摩ではかつては冠婚葬祭に必要な膳椀の共同所有が広く行われていたが現在は廃れ、共有膳椀の現存例は少ない。
当社には南稲荷講が所有する膳椀倉と膳椀が現存し、初午祭で使用される。