京王百草園
京王百草園(けいおうもぐさえん)は、東京都日野市の、京王線の百草園駅より南西へ徒歩10分の地に位置する日本庭園。
当地は江戸中期の享保6年(1721年)に松連寺が黄檗宗寺院として復興された地で、明治6年に松連寺が廃寺となって後は地元出身の貿易商が買収し明治20年に百草園として公開。昭和32年には京王電鉄の所有となって京王百草園になった。
梅(約500本)や紅葉の名所であり、これらの時期には梅まつりや紅葉まつりが催される。
日野市指定史跡・名勝。
寿昌梅は享保に松連寺を再興した寿昌院が植えたと伝わる梅。
旧松連寺山門
百草園の麓にあるI邸の表門は、松連寺の山門(江戸後期建立)を移築したもの。
明治に廃寺となった松連寺は、奈良時代の天平年間(729-749年)の創建と伝え、百草園の隣りにある百草八幡宮の別当寺でもあった。