浴恩館公園
浴恩館(よくおんかん)公園は、東京都小金井市の、JR中央線の東小金井駅より北西へ徒歩20分に位置する市立公園。
昭和5年に財団法人日本青年館の分館「浴恩館」として開館し、翌6年に全国の青年団の指導者養成を目的とする青年団講習所が開設された。戦後は曲折を経て昭和63年に公園が開園し、旧浴恩館は平成5年に文化財センターとして整備された。
旧浴恩館は、昭和3年に京都御所で行われた昭和天皇即位大嘗祭の神職の更衣所を移築したもの。また敷地内には江戸時代の稗倉もある。
旧浴恩館(現・文化財センター)は、昭和3年に京都御所に造営された昭和期大嘗宮の神職の着替所を移築したもの。裏側には日本庭園も整備されている。
昭和8~12年に所長を務めた下村湖人(次郎物語の作者)が利用した講師宿舎「空林荘」の跡と共に、小金井市指定史跡となっている。
手前の部分(南寮)は昭和4年に増築。奥に見えるのが本館。
稗倉は江戸時代の1781年築。
園内にはツツジが約400株あり、小金井市指定天然記念物となっている。