井之頭弁財天
井之頭(いのかしら)弁財天は、東京都三鷹市の、JR中央線・京王線井の頭線の吉祥寺駅より南西へ徒歩10分に位置する仏堂。
井の頭恩賜公園内の、井の頭池畔の島に鎮座する。
天慶年間(938-947年)に弁財天像を安置して創建された。
神仏習合色が濃厚で、参道入口には鳥居も設けられている。
鳥居は少し南方 [地図] にある。
弁天堂へと下る石段の脇にある大盛寺は弁天堂の本坊(別当寺)。
承応年間(1652-1655年)創建と伝える。
弁天堂は、石橋で繋がれた弁天島の上に立つ。
弁天堂は昭和2年建立。本尊は12年ごとの巳年に開帳。
七井不動尊は、石橋で繋がった別の小島の上にある。
宇賀神は本尊弁財天像の頭上に載せられている神。この石像は以前は石段上にあった。
この像や石橋、石灯籠など境内の多数の石造物群が三鷹市の文化財に指定されている。
弁天堂がある井の頭池は、神田上水水源地として東京都指定旧跡となっている。