崖観音(大福寺)
崖観音(大福寺)は、千葉県館山市の、JR内房線の那古船形駅より北西へ徒歩14分の地に位置する真言宗智山派の寺院。正式には船形山普門院大福寺。
奈良時代の養老元年(717年)、行基が漁民のため、山の岩肌に十一面観音を刻んだ(崖観音の本尊)のが当寺の起源で、平安時代に慈覚大師円仁が寺院を創建。
裏山の船形山中腹に懸造の観音堂が立ち、ランドマークとなっている。
本堂は昭和元年建立。本尊は不動明王。
麓には鯛之池がある。
懸造の観音堂は大正14年建立。
観音堂の本尊は、行基が岩肌に刻んだと伝える十一面観音。
大福寺本堂の裏山で、観音堂が中腹にある船形山(正式には堂山)は標高107.5m。
明治維新時の神仏分離まで、当寺は隣接する船形諏訪神社の別当寺であり、現在も境内は地続きとなっている。
那古船形駅周辺には、那古寺などもある。