勝専寺は、東京都足立区の、北千住駅より徒歩4分の位置にある浄土宗の寺院。明治39年に建立された本堂はインドの某寺を模したという特徴的な形状をしている。当寺に関する詳細は勝専寺の記事を参照。
1月と7月の15~16日には閻魔開きと称して閻魔像が開帳される。
勝専寺 閻魔開き
勝専寺は境内に閻魔堂があり、1月と7月の15~16日(毎年同一日程)には「閻魔開き」と称して閻魔堂が開扉される。これは、江戸時代、1月15日は小正月、7月15日は盆であり、また翌1月16日と7月16日は商家の奉公人が休暇を貰う薮入り(藪入り)であり、地獄の獄卒も亡者を責めるのを休む(地獄の釜の蓋もあく)とされるようになり、ゆえに各地で閻魔大王の祭礼が催されるようになったためである。露天商も比較的多く出店する。
千住ほんちょう商店街(旧日光街道)から伸びる旧参道沿いには露店が立ち並ぶ。
常日頃は閉ざされている山門(赤門)も、この縁日の時には開かれる。またこの山門内にも露店が立ち並ぶ。
参詣者は閻魔堂の前の香炉に線香を立て、その煙を体に当てて病気の治癒を祈願する。閻魔堂の回りには地口行灯も飾られている。
開帳された閻魔像。