赤塚梅まつりは、東京都板橋区の、都営三田線の西高島平駅より南へ徒歩13分の地に位置する赤塚溜池公園および赤塚城址の梅林で、3月上旬の週末に催される行事。赤塚溜池公園は板橋区立郷土資料館や板橋区立美術館のある公園で、それに隣接する赤塚城址は都立赤塚公園の一部である。赤塚梅まつりでは赤塚城戦国絵巻武者行列や古武道・西洋式鉄砲隊の演武のほか、各種ステージイベントなどが催される。
10月の板橋区民まつりや11月の板橋農業まつりと一部内容が重なる。
赤塚梅まつり
板橋区の赤塚溜池公園および赤塚城址の梅林で3月上旬の週末に催される赤塚梅まつりのメインイベントは、土曜日の赤塚城戦国絵巻武者行列および日曜日の古武道・西洋式鉄砲隊の演武で、その他、各種ステージイベントや郷土資料館の古民家での筝演奏などが行われる。
赤塚溜池公園の梅林では多くの人がシートを引いて梅見を楽しむ。野点も行われる。
赤塚城址は高台となっており、そこにも白梅が中心とする梅林がある。
板橋区立郷土資料館の古民家では両日とも筝の演奏が行われる。背後に飾られているのは雛人形。この施設に関する詳細は板橋区立郷土資料館の記事を参照。
ステージイベント
板橋区立美術館の前に設けられた仮設ステージでは様々なイベントが催される。
地元の赤塚諏訪神社に伝わる三匹獅子舞も披露。
赤塚城戦国絵巻武者行列
土曜に行われる赤塚城戦国絵巻武者行列では、手作りの鎧兜を着用した小学生が板橋区立郷土資料館の古民家から赤塚城址まで練り行列する。なお、10月の板橋区民まつりや11月の板橋農業まつりでも規模縮小のうえ行われる。
和太鼓に送られながら郷土資料館を出陣。
美術館前ステージで、中世の作法にならって着到状・勝どき。
赤塚城本丸跡へ進軍。
本丸跡を行進したのち、着到状・三献の儀・勝どき。
締めに火縄銃発射。なお、翌日の西洋流火術鉄砲隊演武とは異なり、伝統的な甲冑姿での発射となる。
古武道・西洋流砲術の演武
日曜日には古武道・西洋流砲術の演武が赤塚城址に於いて行われる。このうち西洋流砲術は、幕末に高島秋帆が編み出しここ高島平で訓練した西洋流の砲術にちなむものである。
高島秋帆は幕末の1841年、ここ高島平において西洋流の砲術を公開演練した(地名「高島平」も高島秋帆に因む)。西洋流火術鉄砲隊は第二次世界大戦後に結成されたもので、区内では10月の板橋区民まつりや11月の板橋農業まつりでも演武が行われる。