東京の伝統行事

Nanzoin Shibararejizo南蔵院は、東京都葛飾区にある、JR常磐線または京成金町線の金町駅より北東へ徒歩16分の地にある、「しばられ地蔵」で知られる天台宗の寺院。。当寺についての詳細は南蔵院の記事を参照。
南蔵院では、大晦日にしばられ地蔵の縄が解かれ、新年の到来とともに新しい縄かけが行われる。東京における年末年始の伝統行事の中では特色のあるものの一つである。

南蔵院
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南蔵院 | 東京都葛飾区
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しばられ地蔵の縄解き供養と初縄かけ

しばられ地蔵は、願掛けの際に縄を巻き、願成就の際にその縄を解く信仰のあることで知られる。大晦日には雅楽の奏上とともに、しばられ地蔵尊の縄解きが行われる。縄解きが終わると除夜の鐘が撞かれ始め、新年の到来とともにしばられ地蔵尊へ初縄かけが行われる。

門前
南蔵院 縄解き

山門にはダルマが安置されていた。また門外には普通の露天商も若干出店していた。境内には結びだるま市と称して、テントでダルマが売られる。

雅楽の奏上
南蔵院 縄解き

11時30分頃より、雅楽(管弦)の奏上が始まる。

住職らの入場
南蔵院 縄解き

縄解き供養のため、露払い役の鉄棒に導かれ、山門から住職ほか数名の僧侶が、散華(花びら型の紙片を散じる)しながら入場。

しばられ地蔵尊と対面
南蔵院 縄解き

しばられ地蔵尊は完全に縄で囲まれており、姿は全く見えない。

縄解き
南蔵院 縄解き

住職らに地蔵の縄が解かれていく。姿を現した石地蔵は赤い帽子なども着用しているが、これらも取り替えられる。なお、解かれた縄は護摩の火でお焚き上げされるというが、その場ではされなかった。

地蔵堂
南蔵院 縄解き

しばられ地蔵尊の隣の地蔵堂へ趣き、祭礼を行う。

除夜の鐘
南蔵院 除夜の鐘

次に住職は鐘楼に向かう。まず住職が除夜の鐘を撞き、その後、信徒ら、更には一般人が撞く。なお、一般人用の整理券は22時より配布される。

初縄かけ
南蔵院 初縄かけ

次は地蔵の初縄かけ。まず住職が縄をかけ・・・。

初縄かけ
南蔵院 初縄かけ

次に信徒が続き、次に一般人が縄をかけていく。

 
南蔵院 初詣

この時の境内の様子(0:20分頃)。境内には地蔵尊への縄かけに並ぶ人々、除夜の鐘を撞くために並ぶ人々、地蔵堂への初詣に並ぶ人々、の3列が出来る。

正月行事

南蔵院は正月行事にも力を入れており、例年、元日の日中にはしばられ地蔵音頭や江戸太神楽などが、翌2日にはジャズコンサートなどが催され、初詣客で賑わう。

境内の様子
南蔵院 初詣

地蔵堂は初詣客で賑わう。また参道沿いの仮設舞台では各種の行事が奉納される。なお、日中でも鐘楼の鐘は引き続き撞くことができる。

日本舞踊
南蔵院 初詣
しばられ地蔵音頭
南蔵院 初詣

しばられ地蔵音頭が終わると、出演者らにより菓子などが観客に向かって投げられる。

水元菖蒲太鼓
南蔵院 初詣
江戸太神楽 獅子舞
南蔵院 初詣
江戸太神楽 茶番劇
南蔵院 初詣
江戸太神楽 曲芸
南蔵院 初詣

江戸太神楽は表芸である獅子舞のほか、茶番劇や各種曲芸なども披露される。また最後にまた菓子などが観客に投げられる。

南蔵院 公式HP
東京都葛飾区東水元2-28-25 地図
アクセス:JR常磐線・京成金町線 金町駅より徒歩16分
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