羽田神社は、東京都大田区の、京急空港線の大鳥居駅より南へ徒歩8分の地に鎮座する、羽田空港を含む羽田の総鎮守。当社についての詳細は羽田神社の記事を参照。
羽田神社の夏季例大祭は7月下旬に行われる。
羽田神社 夏季例大祭
羽田神社の夏季例大祭(羽田まつり)は7月最終週の週末に開催される。当社は明治維新の神仏分離までは牛頭天王社と呼ばれており、そのため例大祭もかつては牛頭天王祭とも称した。本社神輿は毎年日曜日の午前中に渡御する。例年は中神輿が出御するが、4年に一度の本祭では大神輿が出御する。午後からは町会神輿の連合渡御が行われる。
夏季例大祭では例年、金曜日に本社及び町会の神輿に神霊入れが行われ、土曜日に例大祭式典及び町神輿の各自渡御が行われたあと、日曜日の午前中に本社神輿の渡御が、午後に町神輿十数基の連合渡御が行われる。
境内及び隣の駐車場には露天商が多く出店する。
夏季例大祭の期間中、穴守稲荷神社は地元町会の御神酒所となり、露天商も多少出店する。
本社中神輿の渡御(陰祭の年)
日曜日の午前中には本社神輿の渡御が行われる。渡御する本社神輿は通常は中神輿だが、4年に一度、大神輿が渡御する。なお、本社神輿が停止する別宮御旅所は鎌倉時代に牛頭天王像が流れ着いた地だと伝え、羽田神社の当初の鎮座地だとされる(後に、羽田神社の隣にある自性院の境内に遷座)。
御神酒所の前でヨコタ担ぎを披露する本社中神輿。ヨコタ担ぎとは神輿を左右に振るもので、漁船の横揺れを表現したものとされる(他社では六郷神社や萩中神社の例大祭でも見られる)。ヨコタ担ぎの際は神輿の進行は止まるので、行列の進行スピードはかなり遅い。
本社大神輿は昭和54年製作。4年に一度の本祭で渡御する。なお、この神輿はヨコタ担ぎをしないという。
町会神輿の連合渡御(毎年)
毎年、15時から町会神輿十数基が旧穴守稲荷大鳥居から弁天橋通を連合渡御する。
町会神輿の集合場所は旧穴守稲荷大鳥居で、ここから1基ずつ出発するが、みなヨコタを披露しながら進むので進行スピードは遅い。
旧穴守稲荷大鳥居は弁天橋の袂にある。大漁旗はためく弁天橋を、ヨコタをしつつ渡御する神輿も見所。
夏季例大祭 神輿の巡行ルート
以下の地図は、平成30年(2018年)の神輿巡行ルートをグーグルマップ上に引いたもの(朱線が本社神輿、青線が連合渡御)。順路・時間は毎年ほぼ同じである。