明治神宮は、東京都渋谷区のJR山手線原宿駅前にある、日本でも有数の大神社。明治天皇・皇后を記念する国家的モニュメントとして大正時代に創建され、戦前の社格は最上位の官幣大社に列した。秋の大祭には勅使の派遣がある勅祭社であり、神社本庁の別表神社となっている。当社についての詳細は明治神宮の記事を参照。
なお、明治神宮では春秋の年2回、大祭が催されるが、より大規模で重要なのは秋の大祭の方である。
明治神宮 春の大祭
祭儀
春の大祭では、毎年、以下のような祭儀が執り行われる。
- 5月2日 - 10:00 春の大祭第一日の儀; 14:00 春の大祭第一日夕御饌の儀
- 5月3日 - 10:00 崇敬者大祭
これらは拝殿で神職が行う厳粛な神事であり、大祭の中核を成すものである。
奉納行事
これら祭儀に伴い、5月2日直前の週末には舞楽が、また5月2～3日には郷土芸能、能・狂言、邦楽邦舞、薩摩琵琶が、毎年奉納される（ただし能・狂言は撮影禁止）。
回廊には生花が展示される。
全国から奉納された銘酒や銘菓、特産物も回廊に展示される。
宝物殿の公開
当社の宝物殿は大正10年の竣工で、国の重要文化財に指定されている。
明治神宮ミュージアムの開館をもって、旧来の役目を終えたが、その後に資料館として整備され、春秋の大祭にあわせて有料公開されるようになった。
当館に関する詳細は「明治神宮 宝物殿」の記事を参照。