荏原神社は、東京都品川区の、京急線の新馬場駅より南東へ徒歩3分の地に位置する鎮守社。当社に関する詳細は荏原神社の記事を参照。
当社の例大祭は6月上旬に催される。
近年は、北品川の鎮守である品川神社の例大祭と同時開催されることが多い。
荏原神社 例大祭
荏原神社の例大祭は6月上旬に開催される。
「南の天王祭」とも通称され、「北の天王祭」と通称される品川神社の例大祭と同時に開催されることが多い。両社は位置的に近く、一帯は、旧東海道も含め、多くの人出がある。
当社の例大祭では毎年、日曜日に町神輿の連合渡御が組まれる。
また不定期ではあるが、現在の東京では珍しい海上渡御が行われている。
町神輿の連合宮入(土曜日)
土曜日の午前には毎年、町神輿の連合宮入が行われる(参加する町は、日曜日の連合渡御ほどは多くない)。
町神輿は神社対岸の鎮守橋の近くに待機し、1基ずつ橋を渡って宮入りし、また橋を渡って自分の町へと戻っていく。
町神輿の連合渡御(日曜日)
日曜日の午後には毎年、荏原神社の対岸から町神輿が連合渡御を行う。こちらは土曜日と比べて参加する町も多く、全13ヶ町が参加する年もある。
御神面海中渡御神輿(不定期)
当社の例大祭では、不定期の開催だが、現在の東京では珍しい海中渡御が行なわれることがある。
このとき神輿に付す牛頭天王の御神面は、宝暦元年(1751年)6月8日に海で拾われ荏原神社に奉納されたもの。使われる神輿は洌崎町会の中神輿で、荏原神社から船で台場海浜公園近くへ渡御し、下船して海中へと入り、また荏原神社へと還御する。