水稲荷神社は東京都新宿区の、都電荒川線の面影橋停車場からは徒歩3分、東京メトロ東西線の早稲田駅からは徒歩10分の地に鎮座する。当社についての詳細は水稲荷神社の記事を参照。
当社では旧暦2月の初午の日にオビシャ神事が行われる。
水稲荷神社 初午祭
水稲荷神社では、旧暦2月の初午祭において、矢を射てその年の豊作などを占う農村儀礼であるオビシャ神事が執り行われる。オビシャ神事は関東では広く行われているものの都市化が進んだ東京都心では廃れ、山手線内で今も開催しているのは当社と、当社からも近い豊島区高田の氷川神社くらいである。
2月の初午の日は稲荷社の総本社とされる京都伏見稲荷の祭神が和銅年間(8世紀初期)に稲荷山に初めて降臨した日とされているため全国的に稲荷社では広く祭礼が催されるが、東京では新暦2月の初午の日に催されることが多い。当社は旧暦ベースであるため、他社とは約1ヶ月ほど開催が遅れる。
「鬼」と「福」の的を射る。