浅草草鹿は、隅田川沿いの隅田公園の山谷堀広場で浅草流鏑馬と同日に催される、小笠原流(弓馬術礼法小笠原教場)の弓術行事で、古式の装束を装った射手らが鹿型の的を射る。
伝承では建久5年(1194年)、源頼朝が富士の裾野で狩りを催した際、家人がたびたび獲物を仕損じるのを見て、草で鹿の形を作り射る稽古が発案されたのが草鹿の起源とされるが、実際は平安末期頃からあったとも言われる。もともとは騎射であったが、江戸時代には歩射となっている。
なお、草鹿式は東京都区部では、毎年10月のスポーツの日に催される靖国神社の草鹿式や、9月の大宮八幡宮の秋季例大祭でも奉納される。
会場へは、練り行列しながら入場。なお、行事が全て終了した際にも練り行列しながら退場する。
古式に則り、射撃が行われる。この間、解説が入る。
的は鹿の形をしている。