三之宮比々多神社
三之宮比々多(さんのみやひびた)神社は、神奈川県伊勢原市の、小田急小田原線の伊勢原駅より北西へ車11分の地に位置する鎮守社。
相模国三宮。また社伝では相模国総社であったともいう。
神武天皇6年(BC655年)、大山を神体山として豊斟渟尊(豊国主尊)を日本国霊として祀ったのが創祀と伝える。天正年間に埒面から現在地へと遷座した。
本殿覆屋内には江戸中期に当たる18世紀初期に建立された本殿が収められているが、非公開。
神輿庫には宮神輿が展示されている。左から旧宮神輿(安政年間製作)、宮神輿(平成6年製作)、白木神輿(昭和15年製作)。
下谷戸(しもやと)遺跡は縄文・弥生・古墳時代の遺跡で東名高速道路建設工事に伴い発掘された。うち縄文中期~後期の環状配石と敷石住居址が昭和42年に当社境内に移設された。伊勢原市指定史跡。
このほか、三之宮3号墳も境内に移設されている。
また境内一帯は宮ノ前遺跡で、縄文時代の草創期~後期の出土物が発見されている。
元宮
旧社地である埒面(らちめん)には、元宮の祠が建てられている。
三之宮比々多神社 元宮
神奈川県伊勢原市三ノ宮2265 地図